結果発表!
お待たせいたしました。2022年夏の時事学作文コンテストの結果が出そろいましたので、発表させていただきます。
まずは、作品をご応募くださった皆さん、本当にありがとうございます。
そして、コンテストの作品募集にご協力くださった、朝日学生新聞社、そして各社の皆さま、本当にありがとうございます。
次回は2023年春をめどに開催を計画しております。
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総評
「今起きていることから未来を考えよう」ということで、様々な提案が集まりました。少し残念だったのは、今起きていることの解説や、それに対する批判のみになってしまったものが多くあったことです。もちろんまずは起きていることを批判的にしっかり理解することが大切です。でもその先には、みなさん自身のアイディアでそれを変えていく力、を持っていただけたら、社会はよりよくなるのではないかと考えています。
一方で、素敵なアイディアだなあと思う作品もありました。「世界の国々が参加するラジオ局」、「ジェンダーフリーのアパレルショップ」「戦地とつながるSNS」など、ありそうだけれど、今はないアイディアの提案もいくつかありました。自由な発想ではあっても、具体的に考えていくことで、現実的なアイディアになるのか?思い付きで終わってしまうのかが変わります。考えついたアイディアはぜひ、具体化してみてください。
文章の読みやすさ、という点では多くの作品が非常にわかりやすく書かれてあり、こちらは喜ばしい驚きでした。
頂いた作品を下記の基準で採点させていただき、各賞を決めさせていただきました。
採点基準
100点満点で採点
アイディア点 30(5人の審査員の採点の平均で得点決定)
基本10 よい20 すごくよい30
よい→ 思いつかない 突飛 飛んでいる 理想的 実現可能性
文章点 30
マイナス採点 1個-3点
構成・展開点 10
3段落もしくはわかりやすい構成 論理的整合性があっていれば5 あとは加点
理由点 5+10
結論に対する理由があれば5点 あと加点(深まり、考えた跡)
具体性点 5+10
具体的であれば5点 あと加点(具体性、体験に近い書き方)
今回、11歳から18歳の方までご応募いただきました。アイディア点の割合を大きくすることで、できる限り公平な審査となるよう工夫しましたが、文章構成や内容からは、年の差を感じる部分は多くありませんでした。
今回は、優秀作5作までの絞り込みは事務局にて行わせていただき、その中から最優秀賞1作を外部審査員2名の方にお願いする、という形で最優秀賞を決定いたしましたが、審査員の方2名、事務局の3者で最優秀が割れてしまったこと、また3者共通して、
「提案の中に、自分たちの力で、解決しようという意思が弱く、他人まかせなものが多い。」
という認識があり、最優秀賞の選出は見送らせていただきました。
もちろん、自分たちの力で、という解決策を提案してくださったものもなかったわけではありませんが、もう一歩具体的に考えて頂ければ・・・。というところでした。
外部審査員
小林幹彦さん(中小企業診断士、時事学コメンテータ)
一木伸夫さん(公認会計士、時事学コメンテータ)
小林さん、一木さん、ご協力ありがとうございます。
厳正な審査の結果、以下の方々が入賞されました。おめでとうございます。
最優秀賞 <副賞Amazonギフト10,000円>
対象なし
優秀賞 <副賞Amazonギフト3,000円>
タイトル 関心を持つこと(14歳 中島のどかさん)
タイトル みんなが買いやすい売り場に(12歳 樽井咲和さん)
タイトル スマホに隠された児童労働をなくすために(14歳 小林初実さん)
タイトル 話合いで解決を(11歳 山本楓華さん)
タイトル 世界で聞けるラジオ番組 (15歳 森田葵さん)
今回は、選に漏れてしまった方のアイディア、文章もそれぞれ素晴らしいものがありました。世界を変えるアイディアが1つでも実現近づき、世界が私たちみんなにとって住みやすく、そして幸せな場所になりますように。
応募くださったみなさん、
本当にありがとうございました!
次回の開催時にはまた、時事学上でご案内します。
次回の開催をお楽しみに!
時事学事務局添削担当 坂本聰
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