ジジガクを、学校や塾の授業で活用いただくケースが増えてきています。一方で、授業での使い方に関するご質問も多くいただきます。
そこで、この記事では、具体的にどのようにして、生徒の時事知識を増やし、思考力を伸ばしていくのか、考学舎代表、坂本が、考学舎で、また専門学校で実際に行い、効果がでている授業レシピをご紹介します。
期待できる効果
時事知識の蓄積ができるため、入試の際、小論文テーマや時事問題対策になる。
小論文を書く際には、何を書くか、内容を考えることが必要。考える力を継続的に養える。
課題を設定し、課題を自分なりに解決する力をつけてあげられる。
具体的な学校等での活用3種
実際に授業に取り入れて行うための授業レシピを3種類ご紹介します。
時事知識を蓄積することから、思考力をしっかり鍛えることまで、幅広くご活用いただけます。
1回10分程度を想定する時事知識蓄積型
例えば、朝学の時間や朝のホームルームを使って、
プリントを配り、それぞれ読んで、知識、読解まで解いてもらいます。
簡単な答え合わせ・解説を行っておしまい。
10分あれば十分です。
1回20分程度を想定する時事知識蓄積と読解力育成型
例えば、国語や社会の時間に、
まずはプリントを配布し、記事を読んでもらいます。
教師は、「何の話だった?」という問いかけを行います。
簡単に、1言で何についての記事であったかを説明してもらえるよう伝えましょう。
そのうえで、わからない言葉は? と知識の確認をし、
問題にある知識問題を確認を進めてください。
記事の理解が確認できたら、読解を解いてもらいます。
そして、答え合わせです。
時間があれば、生徒に発表してもらうのもよいと思います。
教師の解説では、何を読み取る必要があったのか?を少し説明してあげてください。
最後に、思考の問いかけを行っておしまいです。
授業1-2回でおこなう、思考力育成型
<1回目の流れ>
まずはプリントを配布し、記事を読んでもらいます。
教師は、「何の話だった?」という問いかけを行います。
簡単に、1言で何についての記事であったかを説明してもらえるよう伝えましょう。
そのうえで、わからない言葉は? と知識の確認をし、
問題にある知識問題を確認を進めてください。
記事の理解が確認できたら、読解を解いてもらいます。
そして、答え合わせです。
時間があれば、生徒に発表してもらうのもよいと思います。
教師の解説では、何を読み取る必要があったのか?を少し説明してあげてください。
次に、思考問題を教師が読み上げ、問いかけます。
まずは何人かに意見を聞きます。
そして、個人、グループで考えてもらいます。(考えを進める具体的な方法について、教師は適宜アドバイスしてあげてください。)
グループごとに発表
再度、個人、グループで考えてもらいます。
グループごとにもう一度発表してもらい、クラス全体で共有しましょう。
授業はここまで(50分)
宿題で意見文を書いてもらいます。(1回で完結させる場合、個別採点してこの授業は終了)
<2回目の流れ>
宿題意見文を隣同士交換して読んでもらいます。
日本語的におかしいところなどを相互確認してもらいます。
そして、4人程度のグループで共有します。
グループごとに1作を発表 なぜそれがよいのか?理由をつけて発表してもらいます。
教師からコメントします。
ここで再度
個人、グループで考えてもらう時間をとります。
個人で同じテーマについて再度意見文の構想を練ってもらいます。
授業はここまでにして、意見文作文を宿題にしましょう。
<後日>
講師は2作を回収し読み比べます。
生徒相互で、2作を読み比べてもらうことも、よい刺激となります。
この授業の実例を、近日中に動画にてご覧いただけます。ご希望の方はお問合せフォームよりお問合せください。